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シーアンドシーメディアの「DARK BLOOD」は,11月22日に大型アップデート「ACT.4」を導入し,待望のレベルキャップ開放と新規コンテンツが追加に

日付:2012-11-22 11:44:25    アクセス回数:1834次

 シーアンドシーメディアがサービスをしているオンラインアクションRPG「DARK BLOOD」は,11月22日にレベルキャップの開放を含む大型アップデート「ACT.4」を実施する。このアップデートでは,レベル上限の引き上げだけでなく,スキルや新エリア,さらにアバターアイテムなどの追加が行われる。

 今回は,DARK BLOODの運営チーム立会いのもと,いち早くACT.4のテストプレイをさせてもらったので,その内容について紹介していこう。
 その前に,盛況だったオープンβテストから正式サービスに移行し,2か月が経過したDARK BLOODは,現在どんな状況をなのか。運営チームに聞いてきたゲームの現状についてまとめておきたい。

DARK BLOODの現状は? 問題点とその解決方法を運営チームに聞いた

 DARK BLOODは,2012年8月末にオープンβテストを開始。開発陣がこだわって制作した操作性と打撃感などはテスターに支持され,多くのチャンネルが混雑表示になる盛況ぶりであった。9月5日に,その勢いのまま正式サービスへ移行するも,それから2か月ほど経過した現在は,停滞気味の状況である。最近,公式サイトでは今後の展開を示すロードマップが開示されたが,これには現状を打破する狙いもあったのだとか。

 では,現状のDARK BLOODにはどういった問題があったのだろうか。運営チームに聞いてみたところ,PvPコンテンツでは「バランスの問題」,PvEコンテンツでは「コンテンツ不足」に対して明確な問題認識を持っているという。
 PvPのバランス問題に関しては,大枠のシステム自体は良好であるものの,スキルの効果などは見直さなければならないと考えているとのこと。11月7日にスキル調整の第1弾11月15日に第2弾が行われ,今後も継続してスキル調整が行われる予定だ。さらに修正前後でプレイ感にギャップが出ないよう,小幅の修正を何度も行う方向で調整するという。

 PvE関連のコンテンツ不足への対応は,すでにストレス(疲労度)に関係なく遊べる「釣り」コンテンツが追加されており,Act.4でのレベルキャップ上限の開放が行われるとともに新マップとダンジョンが追加される。ロードマップでは「宝の地図システム」や新職業「シーフ」実装といった要素も公開されていたので,今後もコンテンツは着々と充実していくと思っていいだろう。対戦バランスの問題と,新職業シーフに加えて未公開の新職業を含む今後の展開については,別途開発者インタビューを行っているので,後日掲載となる記事に期待してほしい。


Act.4で追加される要素について。高レベル向け新規エリアが開放される


 停滞気味の現状を打破すべく投入されるAct.4では,レベルキャップが40から50へ引き上げられる。これに伴い,通常ダンジョン、阿修羅ダンジョンの追加、一部の既存スキルレベル上限が上がり,さらに新規スキルも実装される。

 新規スキルは各職業ごとに数種類ずつ追加され,レベル50になると特殊な性能を持つ「カットインスキル(仮)」を一つ習得できるようになる。カットインスキルは,使用時に派手なカットインが入るなど,ビジュアル面でもかなり目を引くものとなっている。例えば,パラディンのカットインスキルは,自分の分身を多数出して,集団で敵を攻撃したりする。ほかのスキルも総じてド派手なものが揃えられている感じだ。
 カットインスキル習得の条件は,前提となるスキルのレベルが一定値に達しているかどうかだけなので,取得は簡単だ。カンストキャラへのご褒美スキルといったところだろうか。ただ,派手な分,消費MPが多かったり,クールタイムが長かったりはするので,PvPではちょっと使いにくいかもしれない。

新規エリアとしては,初期村であるエリウッドから向かうことになる「デュリオン城」が追加される。ここは魔王軍との戦いの最前線基地であり,レベル40以上のキャラクターが入場することができる場所だ。


 城内部には,商店が完備され,冒険の拠点として機能する「街」の要素が揃っている。当然ながら新しいNPCも配置されているわけだが,そのなかにはβテスト期間に登場したNPC「メロディ」の姿も見受けられる。
 メロディは,クローズドβテスト時にはレベルをカンストさせてくれ,オープンβテスト時には阿修羅ダンジョンへの案内人として配置されていたNPCだ。テスト段階からのプレイヤーにとっては懐かしいキャラクターといえるだろう。ちなみに,少しお調子者のメロディには妹の「ハーモニー」というNPCもいて,幼いながら「しっかり者」なキャラクターになっている。

 デュリオン城付近には,40~45レベル,45~50レベルという入場レベル設定がされた通常のダンジョンが10種類と,阿修羅ダンジョンが1種類存在する。高レベル向けということもあり,いずれも難度は高い。ボスはもちろん,ダンジョンの道中に出てくる一部のザコ敵も,今までとは違うパターンのやっかいな攻撃を仕掛けてくるのだ。
 実際にテストプレイした印象では,群がる敵をスキルで薙ぎ払っていくダイナミックなプレイ感はそのままだが,一部の敵を相手にするときには慎重にプレイすることが必須といった感じだ。自キャラを掴んで拘束したり,いわゆる投げ技を使ってくる敵もいるため,不用意に近づくことができないのだ。
 ボスモンスターは今まで人型のタイプが多かったが,今回は身体の一部分しか見えないほど巨大なものも登場する。画面の奥から本体が攻撃し,画面手前からは尻尾がプレイヤーを狙ってくるため,今まで以上に高い精度の操作が必要となりそうだ。尻尾をジャンプで避けて反撃するのか,危険を冒さず,きっちりガードするのか。使用しているキャラクターのクラスによっても戦い方が変わってくるだろう。

 Act.4のダンジョンは,全体的にギミックが多くなっているのも特徴となっており,とくにそれが顕著なのが新規追加の阿修羅ダンジョンだ。道中のザコ敵を倒しつつ,さまざまなトラップをかいくぐりながらボスまで到着すると,プレイヤーはそこで大掛かりなギミックに悩まされることになるはずだ。このダンジョンでは,ボスが強力なだけでなく,フィールド内にある三つの封印石を守りながらのバトルとなるのだ。ボスの強力な攻撃を回避しながら大量に呼び出されるヘルハウンドを処理し,さらに封印石が壊されないように守らなければならない。パーティでの役割分担などが重要になってきそうだ。

 気になる報酬については,最上級となる「レジェンド」武器の実装を検討しているという。こちらは,関連クエストを達成することで入手できる方式だが,ランダムで能力が付与されるため,自分のスキル構成に合ったものを入手できるまでは何度も通うことになりそうだ。


PvPを盛り上げる新要素として追加される「決闘シーズンシステム」

 そのほかにAct.4で導入される要素としては,PvPコンテンツの「決闘シーズンシステム」が挙げられる。
 運営サイドとしては,エンドコンテンツの一つとしてPvPを盛り上げていきたいという思惑があるとのこと。継続して行うスキル調整とは別に,PvPを盛り上げるための方策として決闘シーズンシステムが導入されるのだ。
 細かい仕様は決定していないものの,短いシーズン(期間)内で完結するポイントレースで,上位入賞者には褒章が与えられるものになるという。ここでしか入手できないアイテムも考えているとのことだったので,高いモチベーションでチャレンジできるだろう。
 また,既存のPvPシステムのマッチングに関しても改良が加えられる。今までは「マッチングされること」を優先したシステムであったため,非常に緩い条件でマッチングが行われた結果,上級者と初心者が対戦することが多くなるといった問題があったのだが,マッチングシステムにテコ入れされることで,多少なりとも問題の緩和が行われそうだ。

 今回のテストプレイでは体験できなかったのだが,新エリアを舞台としたストーリークエストも追加されている。英雄と魔王の戦いがこれからどうなるのか──DARK BLOODならではのダークな物語が楽しめるはずだ。

 

 

 

 

>>http://www.4gamer.net/games/171/G017150/20121116055/

 

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