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「ファンタシースターオンライン2」のステージイベントをレポート。α2テストに関するさまざまな情報が一挙解禁。新スクリーンショットも大量公開だ

日付:2012-01-29 16:56:03    アクセス回数:1275次

 

 2011年12月24日,セガは,2012年にサービス予定のオンラインRPG「ファンタシースターオンライン2」(以下,PSO2)のステージイベントをベルサール秋葉原で開催した。ステージは2部構成で行われ,第1部はPSO2プロデューサーの酒井智史氏とサウンドディレクターの小林秀聡氏が,第2部は酒井氏とディレクターの木村裕也氏が登場し,本作に関するさまざまな情報を披露した。本稿ではその内容をレポートする。

 イベントは,酒井氏による「α2テストの目的」と題したプレゼンテーションからスタート。酒井氏はここで,α2テスト実施の目的と経緯を説明する。その内容は以下のとおりだ。

 

 

(1)改善点と新要素の検証
・αテストの改善点について,新たな問題が起きていないか?などの検証と,ご意見,ご要望をいただくこと
・α2テストにより加わる,マイルームシステムなどの検証とご意見,ご要望をいただくこと

(2)サーバー負担の検証
・αテスト以上の同時接続人数の状況下での通信負担と,それによる問題などの検証。
・新たに加わったマイルームシステムなどによる,負担の変化についての検証

 

 

なお,αテストでは6000人が同時に接続したが,α2テストではその数を上回る同時接続者数を目標としているため,約5万人ものテスターを募集しているとのこと。

 続いて披露されたのは,α2テストから実装される追加要素についてだ。

 α2テストではマイルームとアイテムラボが追加される。マイルームはプレイヤーの部屋となる場所で,1度に12人まで入室可能。家具に相当する「ルームグッズ」を自由に設置できるほか,「リフォームチケット」を使えば,ルーム全体のデザイン変更も可能だ。
 もう一方のアイテムラボは,アイテムの強化用設備となる。ここで「グラインダー」と「メセタ」を使って10段階まで強化できるが,繰り返すたびに成功率が下がる。強化に失敗すると強化値が下がってしまうが,消滅はしない。
 
 また,そのほか,新デフォルトコスチュームの追加や,新ボス「キャタドラン」の追加などが挙げられた。

 次に説明されたのは,αテストからの変更点だ。α2テストでは,インタフェースが全面的に改良されており,キーボード&マウス,さらにゲームパッドにも対応する。また,キー変更にも対応するという。そのほか,画面のレイアウトとアイコンにも大きく手が入る。

 

 

さらに,パーティに参加しやすくなったり,ロビーから直接キャンプシップへと移動できるようになったりする点も変更点として挙げられた。

 変更点はまだまだあり,キャラクタークリエイトも変わる。α2テストでは,キャストがモーフィングに対応するほか,人型のフェイスを選択可能になる。このほかにも,まゆげを髪の色に合わせたり,身長の上限下限が拡大されていたり,髪型等の選択項目が増加していたりと,さらに細かい部分にもこだわれるようになるようだ。

 

 

 

ここで,本作のオープニングムービーが上映された。ムービーが終了すると,なにやら怪しいサンタが登場……と思ったら,サンタに変装したサウンドディレクターの小林氏だった。メインテーマについて質問された同氏は,「スピードアップしたゲーム内容に負けない“ドライブ感”をテーマにしている」と同曲のコンセプトを語る。加えて,リズムや音の厚みを足したオーケストラサウンドもアピールポイントの一つとして挙げていた。

 ちなみにメインテーマをオーケストラにしようと提案したのは実は酒井氏で,その理由は「“PSO”という名が付くからには大作感を出す必要があるので,歌ものではなくオーケストラにしたいから」なのだという。製作では小林氏と酒井氏の考えにズレが生じていたときもあったらしく,小林氏の提案に酒井氏がダメ出しをすることも多々あったそうだ。小林氏は精神的にキツイ時期もあったらしく,酒井氏と若干険悪になったこともあると,苦笑いを浮かべつつ当時を語る。しかし実際に出来上がったものを聴いて,「酒井さんのジャッジは正しかった」と,考えを改めたことも付け加えていた。

 

 

イベントのラストでは,メインテーマのロングバージョンに合わせたムービーが披露された。酒井氏によるとこのムービーでは,α2テストの新要素とα2テストにはない要素が盛り込まれているとのことで,ぜひそういった部分に注目してほしいと話していた。


マイルームやインタフェース,キャラクタークリエイトのデモも実施された第2部

 第2部ではディレクターの木村氏が登場し,実機を使ってα2テストの実施内容を紹介した。ここでは,第1部で明かされなかった情報をメインにお伝えしていこう。まずはα2テストから実装される「マイルーム」について。

 

 

 

 

 

 マイルームといえばルームグッズが欠かせないが,α2テストでは端末でルームグッズを設置できるほか,設置済みのグッズに直接アクセスして自由にレイアウトを決められるという。また木村氏は,ルームを拡張させ,最大収容数を12人まで増やせることについても言及。加えて,部屋を最大3つまで増やせたり,そのデザインを変えたりできることについても触れた。なおα2テストでは,デザインを変更できるリフォームチケットも数多く用意される。木村氏は「プレイヤーの発想力次第でさまざまな表現が可能です」とコメントしていた。

 続いては,武器やアイテムをカスタマイズできる「アイテムラボ」について。ここではアイテムラボの機能である,アイテム強化,属性強化などの説明がされた。

 

 

 

 

インタフェースもα2テストで大きく改善される。全体的に見やすい作りになっており,シンプルにまとめられた印象だ。コンフィグ画面ではキーボードやゲームパッドの操作設定も簡単に行える。またショップのインタフェースも改善されており,アイテムをまとめて買うことも可能になる。

 なお,α2テストのテスター募集はまだ実施されている。応募していないという人は「こちら」のページから手続きを行っておこう。また,最後に今回のイベントに合わせて公開されたスクリーンショットを掲載するので,しっかりチェックしておいてほしい。

 

 

 

 

キャラクタークリエイト

 

■マグ

 

 

ファンタシースターオンラインといえばマグと呼ばれるペット的な機械生命体が大きな特徴となっていたが,PSO2でもマグが存在することが判明。アイテムなどを与えて成長させるということしかまだ分かっていないものの,複数の形態が画面写真からは見て取れる。フォトンブラストなどがあるのかどうかはまだ不明なので,こちらも続報を待とう。

 

※マグはα2テストでは実装されません


■アイテムラボ

 

 

■キャタドラン

 

 

新モンスターの情報も入ってきた。おそらく火山洞窟フィールドで登場するボス級のエネミーではないかと思われる。非常に長い胴体を持つドラゴンタイプのエネミーのようだ。自由に伸縮する胴体によってリーチの長い攻撃をしてくるのが特徴

 

■マイルーム

 

 

■新インタフェース

 

 

■新コスチューム

 

 

■新フィールド(市街地)

 

 

>>http://www.4gamer.net/games/120/G012075/20111225001/

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