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　2014年6月15日，セガのオンラインRPG「ファンタシースターオンライン2」（PC / PS Vita）のオフラインイベント「ファンタシースター感謝祭2014」（東京会場）が，千葉・幕張メッセで開催された。
　既報のとおり，イベント内の「PSO2放送局感謝祭出張版」ステージでは，8月下旬に実施される大型アップデート「EPISODE3」をはじめとした，さまざまな新情報が公開された。

　2014年6月15日，セガのオンラインRPG「ファンタシースターオンライン2」（PC / PS Vita）のオフラインイベント「ファンタシースター感謝祭2014」（東京会場）が，千葉・幕張メッセで開催された。
　既報のとおり，イベント内の「PSO2放送局感謝祭出張版」ステージでは，8月下旬に実施される大型アップデート「EPISODE3」をはじめとした，さまざまな新情報が公開された。
「ファンタシースターオンライン2」大型アップデート「EPISODE3」紹介ムービー

「PSO2」EPISODE2アップデート関連情報

ファンタシースター感謝祭2014ONLINE前編 Part2

・新イベントシステム「アークスシップ対抗戦」

　6月25日のアップデートでは，新イベントシステム「アークスシップ対抗戦」が実装される。第1回の開催は，6月27日12：00～7月6日22：00となる。
　これは，全部で10あるship（サーバー）の2つずつで同盟を組み，計5グループの対抗戦を行う全体協力イベント。具体的には，1日2回行われるラウンドに挑戦して，獲得した「スター」の数を競い合うというものになる。
　第1回の組み合わせは以下のスライドのとおりで，対抗戦の開催中は，「ラッピーレース」という形でロビーに順位が公開されるとのこと。
　また対抗戦には，“仕切り役”として謎のマスコットキャラ「アークマ」が登場する。アークマはラウンドの目標を教えてくれたり，溜めたスターをアイテムと交換してくれたりする。

・「極限訓練：森林と龍」にステージ61～70が追加

　6月25日のアップデートでは，「極限訓練：森林と龍」に「バーン・ドラール」や「ダーク・アグラニ」といったエネミーが出現する，ステージ61～70が追加される。ステージ70を見事クリアすれば，「真紅の原石」25個を入手できるという。

・新スクラッチ「シャイニングヒーローズ」

　6月下旬に配信される新スクラッチ「シャイニングヒーローズ」は，「シャイニング・ブレイド」とのコラボ企画となる。
　同作のキャラクターをモチーフにしたコスチュームや武器迷彩が実装されるほか，キャラボイスを担当した声優陣6名（保志総一朗さん，井上麻里奈さん，橘田いずみさん，水樹奈々さん，白石涼子さん，田村ゆかりさん）のボイスチケットも含まれるとのこと。

・ファルス・アンゲルが登場する予告専用緊急クエスト「闇へのいざない」

　予告専用緊急クエストでは，「侵食マザーシップ」を舞台とした「闇へのいざない」が6月25日に実装される。
　マルチパーティ向けの高難度クエストとなり，迫り来る空間制圧兵器「イグニクス」の爆発から逃げつつ，迫りくるエネミーを倒していくという内容だ。
　また，マルチパーティクエストとしては初めて「ファルス・アンゲル」が登場するところも大きなポイントだ。
　そのほか，6月25日から7月23日までの期間限定で，ロビーが七夕仕様に模様替えされる。

・「イオ」「クロト」モチーフの武器が登場。チーム名の変更システムも追加

　7月上旬のアップデートでは，以前実施された「アークス総選挙」（公式サイト）で女性/男性キャラクターの1位に選出された「イオ」と「クロト」をモチーフにした武器が実装される。これらは全クラス装備可能な武器で，かつ該当クラスでなくとも使えるPA（フォトンアーツ）がデフォルトでセットされている。イオの武器には「マスターシュート」が，クロトの武器には「エルダーリベリオン」がセットされているとのこと。
　なお，「イオ」「クロト」モチーフの武器は，Web連動イベントの報酬として提供される予定だ。
　そのほか，テオドールのパートナーカードやチーム名変更システムも，同時期に実装されることになる。

・クラフトの新システム「時限能力インストール」

　クラフト関連では，「時限能力インストール」という新システムが7月上旬に実装される。
　これは，潜在能力のユニット版といった機能で，「データドライブ」で「時限能力」のデータを作成し，ユニットにインストールして使用するという形になる。
　時限能力は，その名のとおり効果が持続するのは「7日間」限定となるが，森林限定など，シチュエーションに応じた効果を持つものが多く存在するそうだ。

・防衛の切り札「A.I.S」が登場する「採掘基地防衛戦：絶望」

　「採掘基地防衛戦」第3弾となる「採掘基地防衛戦：絶望」は，7月上旬に配信開始予定となっている。「絶望」の名のとおり，内容は今までの防衛戦よりさらに高難度となるが，プレイヤーは防衛の切り札となるロボット兵器「A.I.S」（Arks Interception Silhouette）に搭乗して，エネミーに対抗できるというのが特徴（関連記事）。なおA.I.Sは，防衛戦中に結晶を集めることで召喚できるという。

・EPISODE2最終章「わたしがうまれたそのりゆう」

　クライマックスに突入しているEPISODE2のストーリーは，7月上旬に配信される「わたしがうまれたそのりゆう」が最終章となる。10年前を舞台に，アークスと「マトイ」に関する秘密がついに明かされることになる。
　また，ストーリー関連では，これまでのイベントが時系列やキャラクター別に確認できる「イベントクロニクル」が実装される。これにより，過去のイベントが再び見られるようになるとのこと。

・「初音ミク」コラボ第2弾の新スクラッチ「エレクトロニック・ディーヴァ」

　新スクラッチ「エレクトロニック・ディーヴァ」は，「初音ミク」コラボの第2弾。髪型がシャープになった＆ヘッドホンなしバージョンのミクの衣装が用意されるほか，巡音ルカや鏡音リン，鏡音レンのコスチュームも用意される。

　またゲーム内では，コラボライブイベントが実施される。7月16日に開始されるこのイベントは，「ファンタシースターポータブル2」のテーマ曲「Living Universe」をミクとルカが歌って踊るというものだ。
　また，ライブに参加した（ロビーにいた）プレイヤーには，経験値，メセタ，ドロップ率がそれぞれ10％上昇する支援効果が2時間付与されるとのこと。

・「ダンボー」「シャイニング・フォース クロスエクレシア」「バーチャロン フォース」「魔法科高校の劣等生」とのコラボも

　会場では，そのほかにも4つのコラボ企画が発表されたので，まとめて紹介しよう。
　一つめは，あずまきよひこ氏の漫画「よつばと！」に登場する架空のロボット「ダンボー」とのコラボだ。全種族男女用のコスチューム「ダンボースーツ」と，マグをダンボーにできる「進化デバイス/ダンボー」の2つが用意される。これらは，8月16日開催の「アークスグランプリ」決勝会場の来場者特典になるとのこと。ちなみに，決勝会場には等身大ダンボーも来場する予定だそうだ。

　7月下旬のアップデートで実装される「セガ・アーケードセレクション」は，「シャイニング・フォース クロスエクレシア」「電脳戦機バーチャロン フォース」のコラボ企画となる。
　「シャイニング・フォース クロスエクレシア」とのコラボでは，「魔導騎士ナイトギア」がボスエネミーとして登場するほか，同作の種族を再現できるコスチュームやアクセサリー，武器迷彩，マグの進化デバイスなどが用意されるとのこと。

　もう一つの「電脳戦機バーチャロン フォース」コラボでは，「テムジン747A」と「フェイ・イェン」のコスチュームや武器迷彩，ルームグッズが登場する。本家のハイエンドモデルデータを使用しているため，再現ではない“本物”というのがポイントだ。また，8月5日までの期間限定で，「バーチャロンロビー」も展開される予定となっている。

　8月には，ライトノベル「魔法科高校の劣等生」とのコラボスクラッチが配信される予定だ。司波達也＆深雪のコスチュームや髪型，武器迷彩などが登場するという。
　そのほかステージで紹介された情報は，以下のスライドで確認してほしい。

「ファンタシースターオンライン2 es」では7月のアップデート内容が公開

　会場では，スマートフォンアプリ「ファンタシースターオンライン2 es」における7月のアップデート内容が公開された。
　まず，プレミアムセットを利用しているユーザー向けに用意されていた，緊急クエストの発生を1時間前に告知するサービスについて，携帯電話のプッシュ通知に対応することになる。
　また，クエスト「ラッピー特殊捜査」では，一定確率で「キングラッピー」が登場するようになる。キングラッピーを倒すとボーナス経験値が入るほか，★10チップ「歌うラッピー」が確定で入手できるという。
　そのほか，戦闘とバランスの改善および調整も行われる予定だ。

「ファンタシースター ノヴァ」のキャラクタークリエイトをお披露目

　イベントステージでは，「ファンタシースター ノヴァ」の紹介コーナーも設けられた。このコーナーでは，同作のプロデューサーである都築靖之氏とディレクターの山下浩平氏が登壇。現在開発中のデモ機を持参し，キャラクタークリエイトのデモを披露した。

　あらためて説明しておくと，「ファンタシースター ノヴァ」は，PS Vita向けのタイトルで，「PSO2」と同じ世界観を用いつつ，異なるストーリーが展開される。また，オンライン専用の「PSO2」とは異なり，「スタンドアロンで楽しめるRPG」を謳い，ソロプレイとアドホック通信のマルチプレイに特化している。

　同タイトルでは，PSO2のモデルデータを使用しているが，エンジンは開発元のトライエースのものを使っているため，グラフィックスの質感やライティングなど，表現の一部が異なっている。
　また，インタフェースがスライダー式になっているなどの違いもあるが，基本的には「PSO2」同様，自由度の高いキャラクタークリエイトが可能だ。もちろん，女性キャラクターの場合はバストの大きさ/高さ/向きまで調整できる「こだわり編集」も健在だ。
　なお「ファンタシースター ノヴァ」では，コスチュームのベースカラーや発光部分も自由に変えられるようになっているとのこと。

「目標・アニメ化」を公言？　さまざまな開発裏話が披露されたトークセッション

　事前にプレイヤーから寄せられた質問に答えるというコーナーでは，サウンドディレクターの小林秀聡氏とアートディレクターの水野暁一氏が加わってのトークが繰り広げられた。

トークセッションで出た新情報は，現在新曲をレコーディングしているという小林氏の発言。氏曰く，「PSO2」でレコーディングをするのは重要な楽曲のみらしい。
　また小林氏は，レコーディングは「ミュージシャンによる演奏」と言っていたが，ほかの登壇者のツッコミに負けて（？），ポロリと「ボーカルも入るかな」と発言していた。どのような局面で使われる楽曲になるのか，気になるところである。
　なお，この発言に関連して酒井氏は，クーナがリストラされるわけではないと話していたので，新曲はクーナ以外の誰かが歌うという可能性もありそうだ。

　ファンタシースターシリーズのアートワークといえば，ファンの多くが水野氏のタッチによるイラストを連想するだろう。酒井氏は，「ファンタシースターZERO」（NDS）では意図的にビジュアルのテイストを変えた部分があったが，ファンから批判の声が多く上がり，水野氏のタッチがファンタシースターシリーズに欠かせないものだと再認識したと話していた。
　水野氏は，絵を描く時間があまり取れず，最近のイラストは塗りがアニメ調になってしまっていることを嘆いていたが，酒井氏はそのタッチがお気に入りとのこと。そこから転じて，いずれは「PSO2」をアニメ化したいという話で盛り上がった。

　また，プレイヤーから寄せられた質問には，「ファンタシースターオンライン」シリーズ15周年が近いが，2013年3月に開催された「ファンタシースターシリーズ25周年記念コンサート シンパシー2013」のようなコンサートをまた開催する予定はないのか，というものがあった。
　酒井氏は，具体的な話はしなかったものの，「ファンタシースターオンライン」シリーズが15周年を迎える2015年には「何かスペシャルなこと」を考えていると話していたので，今後の発表を楽しみに待ちたいところである。

　ステージレポートは以上となる。ステージで発表された「EPISODE3」関連の情報は，「こちら」の記事で紹介した内容がほぼすべてである。なお，会場で上映されたムービー内にあった“チラ見せ情報”は，今後の「ファンタシースター感謝祭2014」各地方会場で発表される予定だ。

　なお，本イベントで開催された，アークス最速プレイヤーを決める「アークスグランプリ」東京予選の結果は「こちら」の記事で紹介している。気になる人はぜひチェックしてほしい。

>>http://www.4gamer.net/games/120/G012075/20140616050/

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